初めて行った海外の国はイギリスだった。 目に映るもの全てが新鮮で、到着して間もない頃は 現地の人からしてみればきっと全然いけてないようなスーパーでも なんだかかっこよく見えて、水いっぽん買うにも緊張していたのを覚えている。 そんななか、最初に買い物らしい買い物をした店がvirginメガストアだった。 当時、まだ洋楽なんて全然知らなくて、でも何か欲しくって、 お店のなかをぐるぐる見てまわっていたら 小さな女の子が手を広げて叫んでいる写真が目に留まり、 that dog.というヘンな名前のバンドのCDを どんな音楽かも全くわからないままジャケ買いしたのだった。 ホテルの部屋に戻って早速CDプレイヤーで再生してみたのだが 第一印象は、???というかんじ。 下手な演奏にけだるいボーカル、 か細いバイオリンの音、たまに意味不明なシャウト・・ 尖ってるくせにきれいなコーラス。 洋楽初心者にとって決して聴きやすい音楽ではなかったけれど メロディが耳に馴染むにつれて愛着がわき、 他のアルバムも買い揃えるまでになった。 二枚目三枚目と次第に安定感のあるポップミュージックに進化していったものの 荒削りでも若々しい印象の一枚目がやっぱりいちばんすてきだと思う。 あの時たまたま手にとったCDを今でも大切に持っている。 彼らの曲をきくたび、はじめて異国に降り立ったときのわくわくした感じを思い出す。
by meriiii
| 2011-07-19 03:10
| music
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